大腸内視鏡検査について
最新の拡大視機能付きスコープを肛門から挿入して、大腸粘膜の状態を直接確認できます。大腸全域を観察できるため、大腸がんの早期発見に唯一有効な検査です。日本では近年、大腸がん罹患者数は増加傾向にあります。大腸がんは初期段階では自覚症状がほとんど出ないため、大腸内視鏡検査を適切なタイミングで受ける事によってのみ早期発見することできます。大腸がんは早期発見できれば、お仕事など日常生活に支障なく、心身の負担が少なく治療を行い、完治が可能な疾患です。また、当院では大腸内視鏡検査中にポリープを発見した場合は、切除可能な大きさであればその場で切除を行う事ができます。大腸ポリープを切除することで、将来の大腸がんの芽を摘み、大腸がんにかかる事を予防することができます。当院では、切除する場合は日帰りでの切除を行っております。それと同時に、難病指定の潰瘍性大腸炎やクローン病などの多岐にわたる大腸疾患の診断が可能です。当院の大腸カメラ検査は、最新の内視鏡システムと高い技術を有する医師によって、苦痛を最小限に抑えた負担のない検査を実施しております。
当院の大腸内視鏡検査の特徴
経験豊富な医師による大腸内視鏡検査
当院では、大腸内視鏡検査や治療の豊富な経験を有している医師が検査を行っております。大腸内視鏡検査における苦痛や不快感を最小限に抑えた、安全かつ精緻な検査を実施しております。
鎮静剤を使用した負担の少ない大腸内視鏡検査
当院では、大腸内視鏡検査が苦手な方や検査が不安でたまらない方でも安心して検査が受けられるように、鎮静剤を使用した「眠ってできる内視鏡検査」を行っております。ウトウトと眠っている状態で検査ができますので、ご不安なく検査が可能となります。検査終了後は、内視鏡室に隣接しているリカバリールームでゆっくりお休み頂き、十分にお目が覚めましたらご帰宅頂きます。ご帰宅の際は、車やバイク・自転車などの運転はできませんのでご注意ください。
富士フィルムの最新内視鏡システムELUXEOを導入しております
当院では、富士フィルム社製の最新内視鏡システム「ELUXEO」を導入しております。LED光源搭載で、白色光に加えて短波長狭帯域光での観察が可能となります。目的に応じた画像処理によって、初期段階での微小ながんの発見や炎症の的確な診断を行います。また、粘膜表層の微細な色調の変化を強調表示できることで、病変の早期発見が可能です。
半個室スペースでの院内下剤に対応
検査前の下剤が心配な方や苦手な方は、院内で下剤服用することもできます。下剤服用のための専用スペースがあるため、ご希望の方はお申し出ください。
大腸ポリープの日帰り切除手術に対応
検査の途中で大腸ポリープを発見した場合は、その場で切除できます。大腸がんの多くは、大腸ポリープが進行して発症しています。事前の食事制限や下剤の服用も1回で済みます。大腸ポリープを小さいうちから切除する事によって、将来の大腸がんを摘む事ができます。当院では、ポリープ切除手術は日帰りで行っております。
炭酸ガスで検査後の膨満感を解消
検査中に空気で大腸を膨らますため、お腹の張り感などで苦痛が伴うことがあります。当院では、空気の代わりに炭酸ガスを使用しております。炭酸ガスは、吸収されやすく、呼気で自然に排出されるので、お腹の膨満感が解消されます。
胃と大腸の同日内視鏡検査も可能
当院では、胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同じ日にお受けいただく事ができます。検査日を分けて設ける必要がなく、事前の食事制限なども1度で済みます。また、お仕事などで忙しい方でも、1日で同時に受けられるためお勧めしております。なお、同日検査が可能かどうかは、医師の診断が必要なため、まずは当院までお気軽にご相談ください。
土曜日の検査に対応
当院では、胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査を土曜日に受けることができます。平日、お仕事などで受けられない場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
日曜日の大腸カメラ検査可能（月1回、第二日曜日）
当院では、毎月第２日曜日は胃カメラや大腸カメラのご予約を頂いた患者様のみ、完全予約制で診療を行っております。WEBから２４時間いつでも予約の取得ができますので、ぜひご利用ください。
大腸内視鏡検査を受けるタイミング
大腸がんの発症リスクが高まるのは、おおよそ40歳を過ぎてからと言われています。当院では、40歳以上になったら定期的に大腸内視鏡検査を受けることをお勧めしております。特に、ご家族や血縁者に大腸ポリープや大腸がんにかかった方がいる場合は、発症リスクが高いためなるべく早めに内視鏡検査を受けることが大切です。大腸内視鏡検査では、大腸癌を見つける事は当然ですが、なにより良性の大腸ポリープや、初期の大腸がんなど、内視鏡で切除し治癒させることが可能な段階で発見し、治癒させることが最大の目的となります。
通常の健康診断では便潜血検査を行いますが、便潜血検査だけでは大腸がんや大腸ポリープを発見することは困難です。大腸内視鏡検査では、検査途中で大腸ポリープを発見した場合、切除治療を行い確定診断および治癒させる事が可能となります。
当院では、大腸ポリープ切除などの日帰り手術が可能です。大腸内視鏡検査をご検討の場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
大腸内視鏡検査の流れ
1前日
前日の夕食は19時までに済ませます。
消化の良い物を食べてください。
就寝前に、液体の下剤を服用します。
前日の朝から飲酒・コーヒー・牛乳を控えてください。
2当日朝
当日の朝食は何も食べないでください。
水やお茶などの水分摂取は構いません。
糖尿病の内服薬やインスリンを使用している方は、当日朝の内服はしないでください。
下剤を自宅で服用する場合は、朝の7時から服用開始してください。
検査実施の30分前にはご来院ください。
3来院後
便が透明になったことを確認します。
鎮静剤を使用する場合は、点滴を行います
検査直前に、鎮痛・鎮静剤・腸の蠕動運動を抑える薬を点滴します
検査途中でポリープの切除や生検を行うことが可能です。
検査にかかる所要時間は、約15～30分程で終了します。
4検査後
覚醒するまでは、ゆっくりと休憩してください。
覚醒したら、検査結果を丁寧に説明しております。
検査終了2時間後から飲食できます、
ポリープ切除や生検を行った場合の飲食は、3時間は空けてください。
ポリープを切除した場合は、約7日間、息が上がるような運動・刺激物の摂取・長湯・飲酒・越県する程の外出はお控えください。
検査費用
| 1割負担 | 3割負担 | |
|---|---|---|
| 大腸内視鏡検査のみ | 約1,600円 | 約4,800円 |
| 大腸内視鏡＋病理組織検査 | 約3,000円～5,500円 | 約9,000円～16,500円 |
| 日帰り大腸ポリープ切除 | 約6,500円～9,000円 | 約19,500円～27,000円 |
